旅に出る理由
シリコンバレー周囲(吾はサンタクララ)の暮らしはもう賭博同然で(言うほど長くはなく依願離脱した)。
バブルを経験した肩パット入りスーツなんて意味をなさず、ドレスダウンがトレンドのなか、西部を連想するジーンズはそれ以降纏っていない。
年中チノ(パン)で過ごす。そしてそれはアウトドアブランドへ遷移していった。
衣類で言えばエディーバウアーとティンバーランド、吾は後者なのだがその意味を解る方は一献したいよね。
あの頃は洗いざらしで着る前提のボタンダウンダンガリーシャツ(やけに厚手と店員に問うがウェルディング(溶接)作業服に準ずるヘヴィーな生地らしい)に薄く糊をきかせ、胸ポケットのそこにはMont Blancのボールペンを入れていた。スニーカーとヨレヨレのチノだけど、ネクタイを締めればとりあえずOKな装い、それが意地だった。
契約の時は黒ではない青みの強いインク(ブルーブラック)の万年筆を使った。だって、日本人だもの。かち色は後にサムライジャパンで知られたけど。
イエローモンキーだよね。
後に姉は誕生日にモンブランの新作のボールペンを贈ってくれた。それは帰国後に与信剥奪され登場の機会はないが。
◇◇◇
UCLAとUCバークレー、日本とは比較したくないが高度なのは解るでしょ?
カリフォルニア(州立)大学のロサンゼルス校とバークレー校。
その対極にあるのは故スティーブ=ジョブズのスピーチで有名なスタンフォード大学(私立)。
競争社会を早々に離脱してとりあえず履歴書は書ける人生は経験した。
その後社会の底辺をマジにテクニックだけで必死に生きてきた敗戦国民の吾に浴びせられた学生の質問って何だと思う?
吾は流暢な英会話なんてできない民(を前提に♪)。
研究テーマなんてそっちのけで日本文化の謎なんだよね。
そのカルチャーショック。
ロンリープラネットにない情報を求められた。
ミシュラン(グリーンの方!)にない情報はないのかと。
みんな日本に興味を持っていたんですね。
その時に吾は日本について何一つ話せなかった。それが悔しくて、話せないという事ではなくネタを持っていないという事実。
ネタといえばそうなのだが、祖国日本について自信をもって語ることのできない無知さを自覚した。
帰国後は一之宮神社巡礼が最初の発心で、全国の神社巡礼に広げ、四国遍路も体験した。
神社仏閣を知るとその土地を理解できるんですね。産業や流通など。そして広義で言う禁足地の怖さ。
欧州は町の真ん中に教会を作り街が発展してゆく。しかし日本は自然崇拝なので俯瞰できるところに神社があり、仏教伝来でそれと融合してゆく。
北半球の主要都市はほぼ観光で行った。アジアは仕事絡みが多かったけど。その時は必死にその地を勉強する。
しかし日本については一切学んでいなかったのだ。
先生たちの組合はとてもひどく、社会科の歴史でも明治維新で終了。現代史を学んだことが無い。必修となった初年度の世界史も極端でルネッサンス以降WW1まで。
一番大切な現代史を教育せず、そのくせ「教え子を再び戦場へ送るな」とかほざく。そのギャップが吾の人生の一部分を苦しめた。
◇◇◇
スマートフォンが普及した現在は情報は手軽にタダで手にすることができる。
しかし吾がガキの頃は情報は買う時代で、映画見るならぴあ、バイトするならanかフロムエー、海外旅行ならブランカかABロードとかを最初に買ったものだ。
そんな時代だから学生が生の情報を求めていたのも数年経った後に理解するのだが(それはアメリカでも同じことであった)、旅行雑誌や旅行ガイドを読んで旅に出ても、吾の場合は感動が無いという事に同じ頃気づく。
旅行ガイドは地図や公共交通手段の案内だけでいい。熱心にるるぶなんて読まなくなったし、どうせ買うなら地図が充実しているまっぷるを買うし。
長期休暇の時には地図にお参りする社寺仏閣を記しルートを決める。あとは行きあたりばっ旅。その地に行けば観光名所は案内してくれるものなので。
新紙幣を拒む理由
2021年11月、500円硬貨が新しくなった。
それ自体は納得している。
時差の無い半島/隣国の500₩硬貨(40円前後)はそれと似た規格で作られており、社会問題となった自販機での釣銭詐欺は今でこそ撲滅したが、だからこそ余計に定期的リニューアルが必要なのは理解する。
それとは別に、新たにヤッて来る新紙幣。
偽造防止やオトナの理由(一つは自動販売機対応など産業振興の目的)があるのは理解するが、デザインがいただけない。
全国民に問いたい。「その紙幣を使いたいか?」
新しいモノに対して拒絶する民意は比較的多いが、だからこそCMが重要なわけで。
日本国民は無意識のうちにそれに流され必要に駆られている。WW2直後の市場/経済を求めた米国のように。
歯ブラシにしても「球がいい」だの「先端がいい」だの「この振動がいい」だの。
洗濯石鹸にしても「スプーン一杯」だの「室内干しOK」だの「除菌99%」だの「抗菌持続」だの、謳い文句は繁殖能力の高い野兎か黒い何かのように気持ち悪くドロドロ湧き出てくる。
早稲田演劇の鴻上氏の科白だが「エスキモーに氷を売る商売」。
それが今でも吾の社会的生活の原点にある。
話が逸れた。
敗戦国(ここではWW2を指す)はインフレーションに見舞われ、戦勝国よりも経済破綻を経験している。故に通貨の桁が違う。
20Cにユーロ(通貨統一の経済圏)の誕生は様々な困難を乗り越え画期的であったが、それですら世界最強の米ドルに並ぶ基軸通貨を作り出した。
翻ってアジアやアフリカはどうか。桁の多い通貨が流通している。
1980年代に世界経済を牽引した日本は、その島国単体の通貨がワールドワイドに経済影響力をもたらし、基軸通貨となった。
今はそれを赤い大陸の大国が模倣して目指している。
電子通信技術の発達で、通貨は今や数字だけの意味しか成さないと思う方も多いだろう。
確かに世界を俯瞰してもオリンピック開催国はクレジットカードの普及率が著しい。
スポンサーのVISAによる異通貨決済手段の普及と、その先の決済手段(これは赤い大国が優秀だが、そのベーシックな技術は日本のデンソーが開発した)が発達している。
翻って日本は未だに保守的に現金取引が最強だ。
また脱線した。
結論。
桁数の多い紙幣はインフレを連想させるのでヤバイ(ガングロの女子高生風に)のである。
今までは漢字で表現されていたが、それが算数字で表現されたらDoなるか。
毛嫌いする方の多い隣国はもう一つ桁が多いのだが、それを理解すると解るだろう。
韓国ドラマ「イカゲーム」で賞金が現金で降ってくるシーンがあるが、日本人にとってその1枚は1万円のように誤解するが、実は4.5千円相当なのである。
その量(単純換算2倍)を考えても日本人相手の市場に作られたドラマであることが理解できよう。
世界的に見ても基軸通貨は桁を考えなければならない……それが露わになる衝撃は後退さえ意味するものであるという事を。(パンパシフィック&ファーイーストアジア・インターナショナル・エコノミー・カレッジ/アジア環太平洋経済短期大学の客員教授風に)
蛇足。
吾はヒステリック「蓮舫(敬称不要)」率いる政権与党に全てを奪われた。
司法の結果、所有している与信(クレジット)は全て剥奪された。
それまでそれを最大限使って居た訳で。
プライオリティパスは重複になるので会員権の年会費が返還されたりとかしたけど、今ではニコニコ現金払い なのよねん♪
福島1
緊急事態宣言が解除された。
それまで予約していたが一時保留・中止となっていたモノが一気に動き出した。
その中で新しいものが一つあった。
飯舘村長泥地区環境再生事業
ナニ?と思い見学を申し込んでみたらあっさり許可された。
環境省が進める汚染土壌の除去事業。
その運営主体は法に基づき設立された株式会社が行っている。
中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)である。それまでPCBの廃棄処理を専門に行っていた企業体を改組して中間貯蔵の事業をも行っている。
福島県では福島第一原子力発電所事故に起因する汚染土壌の除去作業が行われ、黒いフレコンバッグに詰め込まれたそれがあらゆる場所につみたてられている。
それは徐々に中間貯蔵施設へ運搬されているが、貯蔵だけではなく分別減容化も行われている。
https://www.relive.cc/view/vXvLXKGNP1v
その中で「減容化・再資源化」を目指して飯舘村内で発生した汚染土壌を再資源化する事業が(現状)令和5年度までの予算を確保して進められている
汚染土壌の分別処理は中間貯蔵施設と同じだが、ガレキや可燃物を除いた5000Bq/kg以下の土壌を農地のかさ上げ材として使用し、その上に放射線を遮る土を覆い営農しやすい農地造成を実証している。
実際に農地造成試験を行っているが、再生土壌のみと盛り土をしたものと2通りの状況を比較しても実際に収穫した野菜や花きの放射線検出は限界値以下であり、問題が無いことが実証されている。
栽培された野菜類は食べても問題ないのだが、全て廃棄処分されている。
稲作も行われており、放射線検出は同様に基準値以下だが、しかし覆土した土壌の質が悪く稲が育たないのだとか。
ここでの実証を踏まえ、汚染土壌の減容・再資源化への道を探る前線基地を見学出来て理解が深まった。
しかし風評被害と言うものがあるから、莫大な予算をつぎ込んでここまでしなければならないのは少し腑に落ちない。
政治家でさえ正しい情報を持っていない現状ではやはり5ゲン主義が一番大切と思う。
※5ゲン主義
現場・現物・現実・原理・原則をいう。
机上の理論や経験則・カンだけではなく、事実をきちんと把握し検証・推論していくことを指す。
私は原子炉JPDR 1
実は再びというか、吾にとって「いま」契機が来ているのである。
世界を見てもスリーマイル、チェルノブイリに続いて福島第一は甚大な被害を及ぼした。それは人為的ではなく天災と共にやってきた。
事実は知っているつもりだ。でもその根拠(証拠)を確認したい。つもりとは言いたくない、現実を自分の目で確かめることが事実だと思っている。
だからずっと東電に駆け寄っていた。
「いちえふ」(福島第一原子力発電所の廃炉作業現場)を見せろと。
震災10年を経て、さらに社会的情勢の制限が解除され、要望が一気に許可されたのである。
◆◆◆
この文字を羅列しているのは10月26日である。
この日は「原子力の日」として制定されている。理由は旧原子力研究所の設置した動力試験炉JPDR(Japan Power Demonstration Reactor)が1963年に初めて発電に成功した日に由来する。
後年、1956年だったかその前後のこの日に世界的権威の国際原子力機関に日本が加盟を「申請」したのにも由来する。
◆◆◆
吾は県立工業高校機械科に進学した。
機械科1年1組出席番号34番。蛇足、35番のY君は永遠の片思い。
教室の隣は図書準備室。司書の先生と執筆に忙しい図書分掌の現代社会の先生と入学当初から仲良くなり、2年生から図書委員長となる。1年生の時の図書委員長は職務怠慢で委員でもない吾が代行していたのである。
年間30万円ある(年3回発行の図書館だより印刷のための)広報予算、三学期近くの年末に司書の先生に相談される。今年は丸々あるこの予算を使わないと......図書分掌の一人は現代社会の先生でK2(世界第二峰)に登頂後、教職復帰し休暇にはパキスタンを探査する人。
流れで「文芸春秋」社のS氏を紹介してもらい、吾が本当に知りたかった植村直己氏をとことん掘り下げ「冒険ってナニ?」を特集した。
30万円思う存分使ったよね、小遣い月5000円のガキが。印刷会社にも放課後行って交渉したなぁ。
◆◆◆
二年生に進級した委員会有志(どこの部活にも馴染めず集まった栗本薫氏グインサーガ系のオタク仲間)。スライドして委員長の座にいる吾は「今年も予算30万円あるよ、文化祭含め図書委員会名目で何かしない?」という話になる。
社会派の吾がチェルノブイリってなんなの?それを知ろうとした発言が地雷を踏んだ。
結果、司書と分掌の先生を含め「社会的問題を高校生の視点で展開するのって文化祭らしいと思うのよ。」くすぶる種火に薪をくべられたんだよね。
吾は後にも引けなくなり、吾は必死に原子力(発電)関連の本を優先的に蔵書にしてもらう。当時も今と変わらずネガティブ意見の書籍が多く、容易く解説するモノは一切なく、専門書を読んでいた。
機械科の教科書「原動機」の中には確かに内燃機関としての記述はあるが、それを授業の中では時間的に無理で機械科の先生に個別授業を受けていた。
限界が生じたある日、母に東海村に行きたいと、その地を見たいと言った。暫くの沈黙の後に母は「いってきなさい」そう静かにつぶやき一万円を差し出した。
そして嫌いな授業がある日、ゲリラ的に学校へは行かず無意識に常磐線に乗った。
母は何くわぬ様相でアリバイを作ってくれた。
向かうのは茨城県東海村。そこにあるPR施設ででチンチンに毛がやっと生えた頭でっかちのガキが何を言ったか。教科書を抱えていたのかもしれないが、覚えていない。
駅から相当な距離を歩いたのさ。それだけさ。
辿りついた先で、ものすごい電力事業社のパンフレットの山とシャープペンシルの頭が核燃料のペレットと同じ最小単位の大きさなんですよ(これで1世帯が何十年もの電力を賄えますという✖啓蒙◎啓発)!というようなノベルティ。
◆◆◆
そこで最後に出会った一人の初老の男性。
物腰柔らかでガキの吾のチェルノブイリの怒涛の質問に丁寧に応えてくれた。
ツアーではない数か所の飛び入りのPR施設見学だけで、最後の質疑応答のような感じで疑問点に全て砕いて応えてくれたのは覚えている。
そして最後に手渡されたのは一冊の本だった。
《 私は原子炉JPDR 》
もう廃盤かもしれない。
もしかするとその建設に関わった先輩なのかもしれない。
今になってもう一度会いたい方なのである。
残念ながら、その所在は知らない。
◆◆◆
吾は賛成とか反対とか、可か不可か。
それだけの判断基準ではないのである。
しかし、吾は吾の幸の上に奪ってしまった福島の方々の生活を思わなければならないのである。
◆◆◆
だから事実を知りたい。
奇しくも吾はその後に放射線手帳を取得し数々の教育を受けて特に旧原研構内で作業していたのである。
今は一般土木業界に所属しているのだが......時々廃炉関連に間接従事しているのである。
四国1~~Wonder land
四国に抱くイメージって何だろう。
吾は坂東~陸奥の貧しい民なので、ガキの頃はそこは遥か彼方の肥沃な島と言う感じだった。
船に乗船しなければたどり着けない場所。
しかし本四架橋が実際に施工~完工になり、開通の便りが聞こえてきて、えっ?ケッタ(チャリ/自転車)で渡れるの?(しまなみ海道)、将来は新幹線が走るんだよね(瀬戸大橋)、等々色々な情報を耳にした。
◇◇
初めて神戸から明石海峡大橋を通過したのは、、、ラジオの紅白(猪苗代湖ズ≒東北震災直後の年越し)を聞きながら遍路ヴァージンの時だった。
当時は一之宮巡礼onlyであり一之宮と別表神社巡礼をベースに、グリコのキャラメルのオマケ気分で遍路を発心したのであった。
発心時に手にしたのは閏年の「初」逆打ち納経帳。それが吾の心を狂わせる。いや、軌道修正させた。
◇◇
当時裁判を複数抱え、胃に穴が空くほど(という形容が最適)の生活だった。
最終的に吾が持つ権利と財産を全て放棄した上で負債を抱えた時、バブル期の申し子なので未練はあったが、それを決断したのは遍路満願の心であった。
詳細は後日に譲るけど。
◇◇
順打ちならばどこで聞くのだろうか、衛門三郎伝説を。
彼同様な経営をしていたから愛媛の51番石手寺は胸に痛い。
12番焼山寺への道中での大師再会の場所では必ず読経する。
そう、衛門三郎氏と吾の関係もこのWonderlandでは大切な出逢いなんだ。
◇◇
だから過去も含め逆打ち(さかうち)なのである。
アウトドア派ライターの登竜門は四国遍路記であるのは腑に落ちないが、それによって出立する者も多いのは現実。
だからこそ、素直な歩き遍路の文字を漁っている。
◇◇
思いはたくさんある。
今回歩きお遍路さんとの出会いは極端に少ない。
season4は少し異色な巡拝である。
誰もが平等に呆気なく壊れやすい"肉体"に"魂"が宿っている以上、それに感謝すべきだし、それを自ら放棄する必要は無い。
◇◇
亡母への感謝と疫病退散、罹患された方の快癒と、魂へ帰還された方々への鎮魂。
吾に少しでも関わった多くの方の望みはお大師へ届ける覚悟が次への一歩になっています(お節介としても)。
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
Opening Ceremony
賛否両論あるオリンピック東京大会。
何をするにしても反対意見はあるもので、満場一致という訳にはいかない。
◆◆◆
あの日、リオでのIOC総会の生中継を見ていた。
翌日、ユーミンのこの曲を頻繁に聞いていた。
猪瀬知事の描くTOKYOがどのようになるのか期待が大きかったのだ。
あの時の招致理念は全く消え失せ、利権が絡むものとなってしまった気がする。
◆◆◆
開会式。
開会宣言も含め決まりは多くある。
開催国の言語によるアルファベット順(日本の場合は五十音順)による選手行進
(ただし、選手村に入村を許されないものは行進できない)
選手宣誓時には左手をオリンピック旗に添える
鳩の放鳥 などなど
IOC会長の挨拶も3分以内と決められているけど……
それ以外の開催都市の芸術プログラムには注目がいくものだ。
◆◆
オープニングのアスリートの苦悩、延期になった経緯、その表現は素晴らしかったと思う。
2020年の幕開け。そして世界中がいきなりシャットダウンする表現。
まぁ、シンプルに手短にという方向性に変わったからこうなったのだろう。
それはそれでその時代の表現だから。
中盤のタップダンスとか真矢みき氏のパフォーマンスは中途半端だよね。
五つの輪を描かなければならない中で、TOKYOの伝統を持ってきたのは解るけど、パッとしなかった感じがする。
選手入場の音楽はFFやドラクエのゲーム音楽。みんな勇者だもんね。
プラカードのまんがの吹き出しも話題になったよね。
でも、これがクールジャパンなんだなぁと思う反面、
16リオ閉会式の東京ショーから繋がっている解任辞任劇の監督群には残念だ。
大会4日前に聖火リレー走者に抜擢された子供たちが実は大物選手の辞退の結果とか、
出場国をデザインした着物の展示がBANされたとか、
来年の北京よりもドローンを先に使おうとか、
開会式についてまでも直前まで辞任解任劇が繰り返され、支離滅裂となったが、
吾が唯一評価するのはピクトグラムのパントマイム。
が~まるちょばとGABEZ(ガベジ)の方なのですが、
個人的に4分10秒辺りのパフォーマンス(エスカレーター)が登場してくれて嬉しいのです。
まぁ、さすがの電通演出って感じですけど。
この延期と無観客と言う中で北京のようなマスゲームは無理なのは解るし、語弊はあるが、日本には世界を席巻する選手がいないのも事実。
だから中途半端で印象が薄いセレモニーになってしまったのだろう。
しかし、開会式は国立競技場のど真ん中でパントマイムされても見えないし、花火の演出も観客席からは全容が見えない。
映像主体となってしまった今は、やはりテレビで見るのがいいのかもしれない。
Rude ①
その単語は単体では翻訳が難しい。
前後の文脈により「不作法な、失礼な、無礼な、不作法で、失礼で、無礼で、未加工の、生(なま)の、未完成の、粗製の」といった意味に化ける。
◆
吾はね
テレビをあまり見ないんだ。
何故かって? 心が汚れるから。
新聞を全く読まないんだ。
何故かって? 手が汚れるから。
ナニが好きなの?
そうだなぁ、インターネットで動画をさがしているよ。
今では直接電波のテレビジョンやラジオは、衰退するメディアになっている。一方的な思想情報押しつけは顕在だが、エンタメではなくなり、公共放送も発射電波削減に動いている事象からも分る。
そこから隆盛したネットメディアのYOUTUBE。
気軽さからアウトプットメディアに化けたが、実は某フットボールのジャネットジャクソンのハーフタイムショーでのピアスおっぱいポロリ(事件)をもう一度見たいという、下心満載の学生が開発したメディアが発祥という事は知られていない。
◆◆
シリコンバレーで希望に満ちて、こういうデバイスやソフトを開発したいと眼を輝かせていた奴らが形にして、それを売買していた頃の数年後。
頑張ってモンブランのボールペンを買って来て、慣れない日本的なワイシャツを着てスポンサー確保のプレゼンに向かった彼が今では愛おしい。
◆
日本はそれを米国市場から奪い、低価格で大量生産をして経済成長を成し遂げたが、後に南朝鮮とASIAにその座を譲る。
吾はそういう世界にいたんだなぁ。パッカード氏とヒューレット氏が登録社名を決める時、ダイスの目によって(ヒューレッドパッカードが正式名称になった)の起業した会社はマイコンからパソコンを造り上げたんだよね。
それを踏まえてジョブズはすげぇんだよ。あるトランジスタ研究所の開発技術を自らの手で商品化した。それはハードであったが、後にソフトへも食指を広めてね。
その後は彼の映画と某大学の答辞をご覧いただきたい。
T大学の入学式の差別とは違う人生論もあるんですよね。
第三の話は吾の四国遍路に繋がり。
吾は彼の偉業を讃え、PC除きアップル信者である。
◆◆◆
そのメディアを巧みに駆使している元TVディレクターがいる。
彼が「その人の心を引き出す」話術はすげぇなと思う。だから見てしまう。
最近は特に刺激的で、その人の負のオーラがヤバくて、閲覧強制終了することも多くなった。
ネガティブな話は無いんだけれど、このまま聞くと彼/彼女らの負の心のオブラートな言葉が怖くてね。
◆
そんなハード製作の立場に(過去ではあるが所属して)いて、
それを駆使する奴らによって、破綻した吾の人生が救われたんだなってエンジニアとしては幸に思う。