Opening Ceremony

賛否両論あるオリンピック東京大会。

 

何をするにしても反対意見はあるもので、満場一致という訳にはいかない。

 

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あの日、リオでのIOC総会の生中継を見ていた。

翌日、ユーミンのこの曲を頻繁に聞いていた。

猪瀬知事の描くTOKYOがどのようになるのか期待が大きかったのだ。

あの時の招致理念は全く消え失せ、利権が絡むものとなってしまった気がする。

 

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開会式。

開会宣言も含め決まりは多くある。

 主催者(IOC)は国家元首を貴賓席へ導く

 開催国の言語によるアルファベット順(日本の場合は五十音順)による選手行進

  (ただし、選手村に入村を許されないものは行進できない)

 選手宣誓時には左手をオリンピック旗に添える

 国家元首(日本は天皇陛下)による開会宣言

 鳩の放鳥  などなど

 

IOC会長の挨拶も3分以内と決められているけど……

 

それ以外の開催都市の芸術プログラムには注目がいくものだ。

 

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オープニングのアスリートの苦悩、延期になった経緯、その表現は素晴らしかったと思う。

2020年の幕開け。そして世界中がいきなりシャットダウンする表現。

まぁ、シンプルに手短にという方向性に変わったからこうなったのだろう。

それはそれでその時代の表現だから。

 

中盤のタップダンスとか真矢みき氏のパフォーマンスは中途半端だよね。

五つの輪を描かなければならない中で、TOKYOの伝統を持ってきたのは解るけど、パッとしなかった感じがする。

 

選手入場の音楽はFFやドラクエゲーム音楽。みんな勇者だもんね。

プラカードのまんがの吹き出しも話題になったよね。

でも、これがクールジャパンなんだなぁと思う反面、

16リオ閉会式の東京ショーから繋がっている解任辞任劇の監督群には残念だ。

 

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大会4日前に聖火リレー走者に抜擢された子供たちが実は大物選手の辞退の結果とか、

出場国をデザインした着物の展示がBANされたとか、

来年の北京よりもドローンを先に使おうとか、

開会式についてまでも直前まで辞任解任劇が繰り返され、支離滅裂となったが、

吾が唯一評価するのはピクトグラムのパントマイム。

 

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が~まるちょばとGABEZ(ガベジ)の方なのですが、

個人的に4分10秒辺りのパフォーマンス(エスカレーター)が登場してくれて嬉しいのです。

まぁ、さすがの電通演出って感じですけど。

 

この延期と無観客と言う中で北京のようなマスゲームは無理なのは解るし、語弊はあるが、日本には世界を席巻する選手がいないのも事実。

だから中途半端で印象が薄いセレモニーになってしまったのだろう。

 

しかし、開会式は国立競技場のど真ん中でパントマイムされても見えないし、花火の演出も観客席からは全容が見えない。

映像主体となってしまった今は、やはりテレビで見るのがいいのかもしれない。